あかつき幼稚園の園長は独り言が多い。
それ「ぼやき」?
「つぶやき」だって
12月の初めは年少から年長までの発表会が続きました。
そして今日は二歳児クラスの音楽リズム発表会、そして保育参観・懇談会の一日でした。
子どもたちが歌とリズム楽器の発表を披露します。終わったあとにステージの幕がしまります。
惜しみない拍手。しばらくして
ホールの扉が開くと、フロアで待つ親たちのもとへ、子どもたちが駆け込んでくる。
子どもたちの誇らしげでうれしそうな顔。
親たちの温かく笑顔で迎える親たちの姿。
この瞬間が子どもたちの成長の種になるのか〜!
あら?泣けちゃう。
冷静なはずの園長がおじいちゃんになってしまった。
演奏会はこうありたいね。
20251215
年末の行事といえば「餅つき」
昔のように大々的な餅つき大会とはいきません。
それでも子どもたち全員で餅をつきました。
段ボールの臼と杵、そして綿の餅で練習する姿もありました。
子どもたちに取って大きな行事なのでしょうね。
さて、今年も多くの家庭が幼稚園に来てくれました。
お父さんもその場でお願いするのですが、快く受けて下さいます。
若い頃、まだ元気に餅つきをしていたころでした。
お手伝いのお父さんがひとりしかいない年。
八臼(はちうす)もあるのです。
ふたりで血豆を作りながら、ふらふらになったことがあります。
30年以上もこの記憶が抜けないのです。
お陰で今年も生き延びました。
お手伝い下さった皆さん、子どもたちのためでもありますが、園長のためでもあったのです。
ありがとうございました。
20251212
3日間連続の音楽リズム発表会が始まりました。
園長としてご挨拶を申し上げるのだが、統一した内容として「幸せ」をしゃべっています。
鹿児島に尊敬する園長先生がいらっしゃいましてね。
彼のSNSや研修会での発言で聞いたことです。
車で息子さんを迎えに行った時
夕日に向かって走りながら、「綺麗だな〜」と感じたそうです。
すると、息子さんが言ったそうです。
「お父さん、夕日が綺麗だね」
ああ、幸せ。
ふたりで同じものを見て「きれい」「たのしい」「うれしい」「しあわせ」と言える幸せ。
発表会は保育の目標でありますが、通過点でもあります。
演奏が終わって、がんばった子どもたちに先生は涙を浮かべながら「よく頑張ったね」
その先生の涙の意味は子どもたちはわからなくても、その積み重ねだと思うのです。
その向こうにある「幸せ」にたどり着いて欲しいな。
20251203
某団体の忘年会に参加した。
大学時代の同級生を一緒になった。
同じサークルに所属していた。
宴席では隣の席である。
久しぶりだっただけに、ずーっとしゃべり続けた。
彼とは同じ幼稚園園長だけど、幼稚園の立地や運営方法、教育観など違うんだ。
住職兼任の園長であり、家族構成も似ている。
同じ方向を見つめているからだろうな。違いが楽しいのである。
忘年会シーズンは楽しい事がある。
20251201
もったいない話である。
ボクは県の私立学校教育功労者表彰を授賞した。
小倉の街の小さな幼稚園の園長ですから、授賞する理由はないのです。
たまたま長きに渡って地元の幼稚園団体の長を務めていたからだろう。
私立学校とは多様である。
私立幼稚園は県下400園あるし、北九州市でも87園もある。
ひとうひとつがそれぞれ個性的だが、バラバラでもあります。
忘れられないのは「私立幼稚園は参加する権利があるが、参加しない権利もある」と言われた時にクラッとなりました。
それでも、誰もがうなづく大きな夢や目標を掲げてることた大切と学びました。
受賞者を代表して、これまでの経験を価値観や世代を超えて「対話」していく原動力にして、子どもたちの未来を明るくしていきたいと申し上げました。
令和7年度福岡県私立学校教育功労者表彰のHP
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/kyouikukourousya-r7.html
20251127
最近、学生さんと話す機会が少なくなった。
幼稚園見学に学生さんが来てくれた。
面接ではないので、学生さんが質問してくれます。
「あかつき幼稚園の特徴は何ですか?」
あれ?用意している言葉がないぞ。
ちょっと考えて
確かに色んなことをやってるけど
トランポリンや英語、運動会に音楽や劇、ダンスの発表会など確かにある。
○○式とか言う分かりやすい特徴は無いな〜
園長の理想はね。
こどもたちの人生は幼稚園で終わるわけでなく、学校に行って、仕事して、家庭をもったりもする。
社会で責任を持つこともあるし、老いたら若い世代に面倒を見てもらったりもする。
その時までつながる力って何だろう?
愛したり愛されたり、相手のことを思いやり、自分のことをちゃんと伝える・・・そんな力。
その子の人生を支える力が身につく保育がしたいです。
面接を受ける学生さんの気持ちが少し分かった。
20251119
『エミール』の著者ジャン=ジャック・ルソーの言葉に触れた。
若い頃に大変刺激をもらった言葉である。
「教育とは、機械を造る事ではなく、人間を創る事である」
横並びを求めたり、特徴を集団を乱す者として捉えてはいけない。そう思いだした言葉でもある。
はじめて研究発表をするときに
当時、高価だったデジタルカメラを借りてきて、子どもたちに持たせたの。
彼らは何に興味を持つのだろう。年齢の違いはあるのだろうか。
年少児はおもちゃの接写が多かった。全体が分からないような一部
彼らの興味は細部の発見なのだろうか。
年中、年長になると被写体から退き始める。
年長あたりになると人と人や人とモノの関係性や全体の構造に注目が移り始める。
子どもたちの「発見」とは何かを知らされた記憶がある。
20251114
先生たちが年長さんに対して、「生命(いのち)の安全教育」を導入した。
あかつき幼稚園は令和2年に文部科学省の委託を受けて実践をした事がある。
その時の教材を引っ張り出して、今の子どもたちに向けて焼き直した。
ボクが感動したポイントを
幼児期の性教育は抵抗感もあり
まだ、性教育と尊厳や人権などにつなげきれていませんでした。
この委託事業は全国で手を挙げる園がなくて、頼まれて無理矢理実施したことを憶えております。
年長のふたりの担任が、就職前のアルバイトに入っていた年度末。
ちょうど園内研修を行っていた時、二人が参加したいと言って、教師集団の一番後に座っていた姿を思い出すのです。
あら、涙が出そう。
20251114
子どもの自由とは「放任」ではなく、「信頼と伴走」である。
安居長敏先生の言葉である。先生のお名前を検索するとどのような方かわかると思います。
未来を生きる子どもたちに自由を身につけてもらいたい。
自由とは好きなことばかりをやるのが自由ではありません。
世界に一人だけならお好きにどうぞとなるのです。
ただ、世界には沢山の人が生きてますから、みんなが好き勝手に生きると世界は崩壊してしまいます。
幼児期が大事だと思うのです。
子どもたちに良質の経験をしてもらいたい。
それは楽しい事ばかりではありません。
傷つけたり傷つけられたりするでしょう。
「信頼と伴走」とは保育者だけでなく、親にも響く言葉だと思いませんか。
20251111
スタバのアプリでカードやスタンプを集めるのが趣味。
お休みの夜、真穂先生と小倉駅を歩いていた。
真穂先生はすぐに気付いたらしい
彼の顔が先に目の中に飛び込んでくる。
あれ?制服着てるぞ。何で?まさか迷子・・・
すぐ後にお母さん、そしておばあちゃん。
ああ、そう言うことですね。
お休みの夜、園長の頭はかなり鈍い
20251109
土日は忙しいのだが、三連休の最終日は余裕がある。
ご案内が来ていたな〜と某H短期大学の学園祭に行く。
お顔を見てお願いしたいこともあり。久しぶりにお邪魔した。
保育科の学生さんたちの部屋に行ってみた。
昨年往生なさった絵本作家せなけいこ先生を偲び、絵本の世界を製作していた。
学生さんたちが一生懸命作ったという話を伺いながら、インスタ映えするようにコーナーを紹介された。
つまりそういうことなんだろう。
一生懸命作った学生さんたちがいらっしゃるなら、幼稚園園長は楽しまなくてはいけません。
また、やってしまった。
20251104
10月に採用面接を設定したのですが、なんと応募者がゼロでした。
園長になって初めての経験で、ちょっと悲しい事件でした。
それなら再度挑戦します。
学生さんの都合に合わせて、面接日を設定するのではなく、「随時」に切り替えます。
幸せな子どもたちが育つ環境には、幸せな保育者がいるように思うのです。
幸せな保育者は「仕事が楽しい」、そのための環境づくりを考えています。
ダブル担任制を敷いています(来年度完成ですけど)。
ウチは保育者ひとりあたりの園児数がかなり少ないと思います。
経営的には少し厳しい(他園の給料より少し安いかも知れません)のですが、保育の「楽しさ」を見つけてほしいのです。
保育現場のDX化を進めています。家庭の方にスマホやPCで一手間をお願いすることになりますが、保育者を雑事から開放して保育に集中して欲しいと思っているから。
幼稚園見学や自主実習を大歓迎!どうかお声かけ下さい。
20251025
良いカップルはケンカをしないのではなく
ケンカが上手なのだ
ジョン・M・ゴットマン&ナン・シルバー夫婦
夫婦関係の改善や強化で著作のあるお二人の言葉
ケンカをしないことが良いことのように思いがちですが、実は夫婦は他人ですからぶつかることは当たり前。
大切なのはその次なのかもしれませんよ。
これはお利口な子どもが良いと言われがちだけど、実際は大人に都合の良い子でしかないのかもしれません。
お利口の表面の内側では全く違った人格が・・・怖い(怖い)
大切なことはぶつかっても、次に進める関係。
相手への独占欲や隷従を強いたりしても表面だけ。
本当に大切な関係はぶつかっても壊れない愛情や信頼なのかもしれません。
20251022
天神にある某民間学童保育施設へ見学に行ってきました。
私立幼稚園の園長として経験とともに失ったモノをたくさん見つける事ができました。
設置母体がIT企業ですから、デジタル化された環境に驚くばかりでした。
でも、運営は人間がすることですから、大切な理念や目標を聞かせてもらいました。
そして創業の「思い」を聞きながら、響いてしまった自分自身も、まだまだ頑張りたいと思ったのです。
誰もが利用できる施設とは思いませんが、我が子を通わせてみたいと思える施設は素敵です。
創業者が子育ての中で感じた事や求めた事をカタチになっている。
デジタルとはあくまでもツールであり、それを活用するスピリッツが大切なのですね。
創業者としゃべっておりました。
最近外国の子どもさんが日本の学校に通うことが多くなりました。
富裕層の彼らの言葉を教えてくれました。
知識はインターネットでも手に入る。
世界に通じる日本人の礼節や生き方を身につけて欲しい。
うれしい言葉でした。
20251022
「ほめ言葉のシャワー」で有名な菊池省三先生をご存知ですか
小学校時代の娘の担任の先生でもありました。
この方が大好きになったのは、一緒に焼き鳥を食べていて、子どもたちの作文を楽しそうに語ってくださるのです。
酒を飲むと本音が出がちですよね。
その本当に楽しそうな姿があまりにも素敵だったのでボクはファンになりました。
「ほめことば」とはキラキラした言葉、その子にシャワーのように降り注ぐと、自信となって前に進む力に変わる。
集団でほめ合える関係が作れたらどれほど良いだろう。
それは子どもたちも大人たちも。
私たちは分別といって「違い」を見つけては溝を作り、上下や左右を付けてはマウントを取るために口撃のミサイルの撃ち合ってしまう
これは避けたい。
おお!ボクの憧れる「賢さ」を言語化してくれたようなフレーズに出会った。
「相手を打ち負かす「知識」より
相手と一緒に笑う「知恵」が欲しい」
ネットの海から
20251020
夜のスターバックスコーヒー
かっこよく仕事をしたり勉強したりしている人がたくさんいますよね。
たまたま座った前の席にかっこいいスーツ姿のお姉さんが、スマホ片手に手書きの書類を作っていた。
年を取っても照れ屋なもので、顔を上げるのができません。
視界に入るのは手元になってしまう。
すると彼女の書類が目に入ってしまった
うん、○○幼稚園だと?
そこの幼稚園の園長や先生たちの顔が浮かんでくる。
目に入った書類のレイアウトと、時期的に彼女は実習生だ。
こんなところでも頑張ってるのね。
たまたまとはいえ、大変失礼しました。
実習生は保育に入り、片付け、実習日誌を毎日書いて、設定保育に向けて教案をつくる。
もう、実習期間は大変なのである。
実習生は保育の未来です。
応援しなくちゃいけません。
頑張ってるね(^_^)v
特定されるとまずいので、いつの話かわかりませんけどね。
20251018
経験や記憶から私たちの言葉や行動が生み出されている。
学習とはその延長線上にある。
内側にある記憶はその時の憧れや感動、トレーニングの成果だと思います。
たんぽぽさんたちがホールで遊んでいた。
時間が来たので年中さんたちの踊りの練習と交代します。
そのタイミング
ホールの扉の前でたんぽぽさんたちが食い入るような視線でホールの中を見つめている。
ホールの中では年中さんたちが踊りの練習をしていた。
年中さんたちは真剣である。
そして見つめるたんぽぽさんたちも真剣である。
成長への憧れや将来のイメージが刻み込まれる瞬間なのかもしれない。
この瞬間を支えたり、つかむ先生こそ、すぐれた先生なのでしょうね。
20251014
ホームスティの男の子を連れて、仲良くさせてもらっているアメリカから来ている先生と一緒に小倉城に行く。
ちょうどお城まつりであった。
この時間は完全にプライベートである。
後から「えんちょうせんせい」と呼ぶ声。
頭の中で自分が呼ばれていると気付くのにワンテンポ
振り返ると誰もいない。あ、園児から呼ばれていると視線を降ろすのにワンテンポ。
うれしい!
自分で大好きな園長に戻してくれた。
余談だが、リバーウォークに行くとある婦人と目が合った。
その表情から知り合いだと思う。自分の出会った人たちの顔写真を次々と出す。
前を歩く少年を確認すると、おお!卒園児のお母さんじゃないか。
ここでも時間がかかる。これを老化という。
20251013
坊さん園長は幼児と老人と向き合うことが多いのです。
途中で何もかも否定し始めるのです。
よくよく話を聞いてみると
「人に迷惑をかけたくない」
歳を取っても家族や他人に頼むのが下手な人が多いのです。
元気な頃は人のお世話も充分できたのでしょう。
これって、「人の役に立つ」ということが、自己肯定感だったのだろうな。
“自己肯定感”とはその人を成り立たせる価値観や行動を支える心理なのだろうね。
目の前の我が子が、そのままおじいちゃん・おばあちゃんになった時の姿を想像してみると面白いのです。
わが親の世代になったならどうなるだろう。
かわいい老人、たよりになる老人、困った老人・・・
20251011
淨念寺のホームページを作成しています。
保護者の方と門徒の方へ、伝えるメッセージは全く違うのですが、ボクには志向があることに気付きます。
お寺のホームページのトップページに、法語(お寺の掲示板に書いている仏教的な短い言葉)を掲載しています。
ネット上にある法語を紹介するという堂々と宣言したパクり企画であります。
もうすでに数十編の言葉を集めています。
世の中に良い言葉はいっぱいあるのですが、好きな言葉となるとやはり志向性があります。
人間は十人十色とはその通りだな〜。
良いモノを選ぶ、価値があるものを選ぶ、美しいモノを選ぶ、かわいいモノを選ぶ等々
子どもたちの前で大人が選ぶって大事ですよね〜。
金になれば何でも良い、正しければ何でも良い、ボクと同じなら何でも良い・・・
個性に育たず、それって節操がない人になるかもですよ。
参考)淨念寺ホームページ
https://sites.google.com/view/jyohnenji/
20251011
夜、黒崎の会議から電車で帰るのだが、軽く食べたものだから、お腹をもう少しだけ満たしたい。
一部で有名な台湾料理のお店に行く。
「ここの汁ビーフンが美味しいのです」
「ごちそうさま!」と言ってレジに立つ
あ、この店はカード不可の現金、PayPayの支払のみだった。
手持ちは現金930円、PayPay533円。
さらにキャッシュレスと現金の合算はできないというのである。
レジのお姉さんは言うのです。
「イイヨ、マタ、オ店ニ来テネ」
PayPayでボクに500円入金しようとするのである。
ボクは500円玉を出して、「じゃあ、500円をお姉さんに支払うね」
何とか解決しました。文化の知恵の違いを感じながら帰って妻と話す。
「私に電話してくれたら、送金したのに」
あ・・・(^_^;)
20251010
入園説明会(10/8)を開催しました。
2歳児(直接契約)の募集は園内でほぼ満たされる状態となりました。
あとは3号認定の子どもたちを迎えるばかりです。
2歳児での入園希望もいらっしゃるのです。
お仕事や介護など頑張りながら入園を考えてくださる方々もいらっしゃいます。
頭が下がるばかりです。
区役所を通して入園が決まることを「利用調整」と申します。
これに関しては幼稚園側で決める事はありません。
どうしても区役所に問い合わせてくださいと言うだけなのです。
するとすぐに区役所に足を運んでくださった方々がいらっしゃったようです。
区役所から、「これについてはですね」と教えてくれるのです。
また、以前から教えてもらっていたことが修正されたりもします。
保護者視点の問い合わせも良いものだな。
20251009
とあるこども園の幼稚園を見学に行く。
玄関で迎えの夫婦とすれ違う。
そこの園長があかつき幼稚園から園長先生が見学に見えたことを伝えているようだ。
「えええ、知っています!」
そちらを振り向くと
「○○です」と苗字を言うのである。
頭の中でお母さんの顔がパッと出てきて、あっ親子!とつながった。
彼女の娘さんを見ながら幼小期のお母さんの顔を重ねようとしたけどこれはちょっと違っていた(笑)。
「○○○○ちゃん?」とボク
「憶えていてくれたんですか〜。この人、園長先生に似てると思っていたんです。」
りっぱなお母さんになっていた。
あなたの人生の中にボクはいるのですね。
無茶苦茶うれしい。
20251007
10月1日から願書配布
2026年度の園児募集が始まる。
出生数が減ってきて、幼児施設の運営は厳しくなってきました。
認定こども園への移行を予定しています。
募集定員が絞られています。
近年の減少数から導き出しました。
それでもあかつき幼稚園に入園したい人を迎えられるように考えたつもりです。
さて、こども園の裏技?
理屈ではわかっているのですが、実際の運用は知らないのです。
行政の担当者や先輩園長だって尋ねた人によって微妙な違いがある。
知らない事を知ったかぶりでしゃべるとろくな事がない。
知らないフリをするしかありません。
情報は家庭の皆さんの方が知っているかも知れません。
子どもたちのためにキツネとタヌキになりましょう。
よい物語が生まれますように。
20251001
これもやなせたかしさんの詩画集からの言葉です。
大好きな言葉です。
大人は子どものやってることにすぐにに手を出してしまう。
幸せのカタチはみんなバラバラ、大人にもあるけど、老人だって、子どもだってあるんだよ。
子どもには大人が忘れた幸せがあるんだよ。
20250929
美術の時間に「生きた線を描くんだよ」と言われると
なんだそれ?と思ってるボクです。
市立美術館へ黒田誠太郎展に行ってきました。
受付で「ご本人が来てますよ」と言われて直行。
大きな紙にクレパスで幼い女の子で元大工の車椅子のご老人と三人で絵を描いている。
バラバラに描いているはずなのに、段々とひとつの作品になっていく
大変刺激的でした。
黒田氏は「自分の事しか考えていない」とおっしゃるのです。
氏の描く線が人の絵に入っていく様子
対話するように応える女の子
会話を交えながら作品ができあがっていくプロセスが観てる私の幸せでもありました。
20250928
やなせたかしさんをモデルにした朝ドラ「アンパン」が終わりました。
私にとって氏の詩に感動するものが多いのです。
「希望」 やなせたかし
絶望のとなりに
だれかが
そっと腰かけた
絶望は
となりのひとに聞いた
「あなたはいったい誰ですか」
となりのひとは
ほほえんだ
「私の名前は希望です」
正しい絶望があるように思うのです。
絶望は破滅であり、バットエンドと思う人が多いと思います。
絶望とは現実を知ることであり、別のゴールを目指して新たなスタートが始まる時だと思うのです。
そう思うと諦め悪くいつまでも続けさせることが良い事とは限りませんよね。
20250927
子供の幸せを考える時、
私は与えることよりも、
奪わないことだと思うのです。
ーー黒柳徹子
まいったな~
子どもは大人の思い通りにならないし
無意識にきょうだいや友だちと比べてみたり
やりたく無いことをやらせてみたり
早く大きくなれたら良いね
昔、地元の幼稚園連盟会長をやってたことがあるの。
巨大組織のトップですから常にコンセプトを打ち出さないといけない仕事でした。
「幸せな先生だからこそ、幸せな子どもが育つ」
私立幼稚園とは、理念が違う、運営方法が違う、保育観も当然違う。
自主自立ですが、何をやってもバラバラなのです。
こんなバラバラの幼稚園や先生たちをまとめるにはどうすれば良いの?
ボクは打ち出したのは「幸せな先生」でした。
子どもたちのために先生たちの幸福度を上げる。
あかつき幼稚園もDX化の推進やダブル担任制など、この数年は無理矢理進めてきました。
意外とハマっている。
アホな園長にすぐれた先生が集まっている。
「幸せ」について
とある園長が言いました。
送迎のため息子さんを車に乗せて走っていた時。
夕日を見ながら「綺麗だな」と思ったそうだ。
その時息子さんが言ったそうだ。
「お父さん、夕日が綺麗だね」
これって幸せだな〜
同じものを観て感動できる幸せ
はげしく共感しました。
大きなメガネを掛けている。
良く言われる。今日も言われた。
素敵なのは「人間」ではなく「メガネ」というところが残念である。
このメガネはJINsで購入したのだ。
たまたま見つけたこのメガネ。鏡の前でかけてみると
店員さんが
「似合うな〜。こんな似合う人、なかなかいないんですよ」
イメージチェンジを狙っていたのだが、子どもたちに憶えてもらいやすいかな〜。
そんな理由でした。
ちゃんとしたメガネも持ってますからね。
子どもたちはお父さんやお母さんの真似をする。
ママゴト、ちょっとしたしぐさ、返答の仕方、怒り方・・・
幼稚園にいると、子どもから家庭の姿が透けて見えるときがある。
お父さん、お母さん、無茶苦茶愛されてますよ頑張って〜。
「身体は食べたもので育てられる」
新陳代謝がありますので、
胃腸は数日、皮膚は28日、血液は4ヶ月、骨は5ヶ月、筋肉は2〜3ヶ月で半分だそうだ
脳や神経は一生です。
その脳は2〜3歳で急速に成長し、10代後半には完成してしまいます。
幼児期の食育や生活習慣が大切なのです。
では心は?
心という身体の機能はありませんが、愛のある言葉に包まれることが大切だと思うのです。
一生を支えてくれる「心」を育てたい。
無敵の人という言葉にひっかかったの。
失う物がなくなって、犯罪を犯すことすらためらわなくなった人
「これは怖いです」
辞書なら「無敵の人」とは誰も敵わない最強の人のことです。
ボクは誰とでも仲良くなれて、敵がいない人こそ「無敵の人」だと思うのです。
昔は体力、知力を磨き最強になって「無敵の人」を目指すのが学びだったと思うのです。
今の時代を眺めながら、求められる無敵の人ってどんな人だろう。
あかつき幼稚園に未来の無敵の人がいそうでしょう(笑)
園長ほど幸せな仕事はない。
かわいい子どもたちの成長が間近に見られる。
それはね
あかつき幼稚園を選んでくれた家庭がいっぱい
子どもたちを愛してくれる先生たち
同じ方向を向く大人がいるから。
だれでもそうだが人生は全て順調なわけがない。
邪魔をされることもいっぱいあります。
でも、その邪魔が愛しいときがある。
幼稚園はとにかくおもしろいのです
園長はウルトラセブン世代、KISSの演奏より姿ににショックを受けた世代です